「リテイク・シックスティーン」収録見学レポ(7/30)

こんにちは、豊島ミホです。
NHKFMの連続オーディオドラマ「青春アドベンチャー」
放送予定の、私原作「リテイク・シックスティーン」。
昨日はその収録を見学させていただいてまいりました!

以前もこのブログで書いた通り、「青春アドベンチャー」は
マジで私が高校時代に(+予備校、大学1年くらいまで?)愛聴していた番組。
月曜日から金曜日の夜、15分間の放送なのですが、
毎日真剣に聴いていたのはもちろん、ナチュラルに
感想ハガキなども出しちゃっていました……。
高校時代は下宿生だったので、友だちと一緒に聴いたりすることも!
かなり思い出深い番組だったのです。
当時は小説家という進路を本気で考えてはいなかったのですが、
いつか何らかの形で「青春アドベンチャー」にかかわりたいっ!
という思いは漠然とありました。
(就活の時にディレクター職受けてますしね……結果は鮮やかに1次落ち☆)
だからこうしてオーディオドラマにしていただくことになり、
なおかつスタジオに見学に行かせてもらえるなんて……
夢がかなったテンションでどうにかなっちゃうかもしんない
くらいに思っていたのですが。


たどりついたスタジオは「プロの現場」感むんむん!!
先週お邪魔した文化放送さんのスタジオは、
多分局内でも小さめのお部屋だったと思うんですが
「青春アドベンチャー」を録っているスタジオは、爆広。
レコーディングブース(?演者さんがいるほうのお部屋)だけでも
私のアパートよりだいぶ広いです。
私と担当さんは、とりあえず
調整室(?エンジニアさんたちがいるほうのお部屋)に入れてもらいました。
調整室には演出の吉田さんのほか、
音響の方、技術の方、そして多分……制作統括の方? がいらっしゃって
収録を見守っています。
この日は脚本の中澤さんもいらっしゃいました
(いつも脚本さんがいらっしゃるのかはお訊きしてないんですが)。
調整室のほうは、照明が控えめにしてあって、
前面にどーんとある窓から、レコーディングブースの中が一段明るく
見えるようになっています。
スタジオってこんな感じだったのか〜。
超でかい機器とか場の雰囲気とか、収録中のみなさんの真剣なまなざしとか、
想像より遥かに迫力が感じられ、
「わーいわーい見学に来れたど〜!」なんて私がハシャぐ隙はありませんでした……。
(スタッフのみなさん優しそうだったので、
 ハシャいでも別によかったのかもしれませんが、自制しときました。)

この時はまさに、冬の章ラスト近く、雪山でのシーンの収録中。
物語全体のクライマックスシーンです。
本当に良いところ見せてもらっちゃったよね……! 
沙織役の吉永淳さんも、孝子役の里久鳴祐果さんも、
もう役柄に迷いなき感じ……。
切迫したシーンもしっかり進んでいきます。
自分で書いた話なのに、そして脚本も読んできているのに
耳からもう一度聴いてウッ(´;ω;`)
(読んで下さった方にはわかってもらえると思うのですが、
 雪山のシーン、ほんと〜〜〜に山場のところですからね。。。)
また、制作サイドから、脚本にない指示も飛びます。
「ここ、歩き出すところの息だけ貰おうか?」
「ドアを開けると、外が吹雪で……そこを一歩ずつ、踏みしめていく感じの息下さい」
……
あらゆる意味で私は「ええええ?!」と思いました。
これ、今ぱっと「必要」って判断して入れてる?!(んだったらスゴい!!)
そしてそんなん役者さんはぱっとできるの?
ぱっと(しかもばっちりな感じに)やって下さいました。。。
びっくり( ゚д゚ )
「青春アドベンチャー」は、声優さん中心で制作されることもあるのですが、
今回の「リテイク・シックスティーン」は舞台俳優さんが中心だそう。
私が座った場所からは、里久鳴さんの演技しているところは見えなかったのですが
吉永さんは、軽く身振り手振りをつけながら演技してらっしゃる場面もありました。
(そのほうがやりやすいんだろうな〜。)
また、あとでご挨拶のためにレコーディングブースのほうに入らせてもらったのですが、
ドアを開けたら空気が体育会系でした・笑
なんだろう、ただ広いから体育館ぽく感じたのかな?!
でも俳優さん特有の、ピッとした空気ってあるじゃないですか。
ああいうのが演者のみなさんから発せられていたような気がします。

結局、大海くん&村山くんが迎えにくる場面まで居させてもらいました
(この男子ふたりもまた……ソレっぽいですよ! とても!)。
お邪魔したのは1時間程度だったのですが
なんかこう……「プロチームの世界!」っていうのを
垣間みることができて、面白かったです。
チームプレーなんですね、オーディオドラマの制作って……!
「文芸あねもねR」の時と同じく、技術さんがマイク位置の調整など
してらしたんですが、オーディオドラマだと
この後音楽と効果音が入るので(!)そこを計算しながらの調整だったり。
色んなプロフェッショナルの力があって、一本のドラマになるわけです。
なんか……私、「青春アドベンチャー」を聴いてたといっても
特定の台詞やストーリー展開が頭に残っているかっていうと、そうでもないんですよ。
「声ヲタ」というジャンルの人間でもないので、
「この時はこの声優さんが……!」みたいな思い出もないし。
思い出になっているのは、
ドラマを聴きながら頭に場面が描かれるときの
「脳の感じ」みたいものなんですよね。
音声を聴きながら、自分の脳内で場面をつくってる。
その、自分の部屋にいるのに全然違う物語の中に居る感覚が
ほんと一番の思い出なんです。
それって精巧なチームプレイの為せる業だったんだなーー。
と、今回の見学でしみじみと感じました。
そしてそして……最後に聴く人がいないとオーディオドラマは完成しない!!(笑)
聴いて、頭の中に描くものは人それぞれ、ですよねきっと。
小説もそうではありますけど、細かい心情や情景の描写がないぶん、
オーディオドラマのほうが受け手の創る割合がでかいと思います。
放送開始はまだ1ヶ月ほど先ですが
みなさんぜひ聴いてくださいまし!!
開始が8/26、月〜金曜日の22:45〜23:00で全15回です!

あの分厚い長編が15分×15回におさまっちゃってるってのもすごいですよね。
多少削っていただいたエピソードなどもあるんですが……
あんまり駆け足感もなく。普通におさまっているんですよ。
これ、私が聴いてた「青春アドベンチャー」の他作品でもそうなんですが、
聴いた後原作本を見ると「え! 厚!」って驚く。
正〜〜〜〜直に告白しますと、聴いた後読んだ本……実はありません!
(ぶっちゃけすぎですかね?www だって私厚い本苦手だしwww)
物語として物足りなくないくらい、よくできてるんです、
「青春アドベンチャー」は。
だから『リテイク・シックスティーン』既読のみなさまは
「原作のイメージが」とかってご心配いただかなくとも大丈夫ですし、
未読のみなさまはそのままオーディオドラマで楽しんじゃって下さい!
ってことなのです。
どうぞお楽しみに!
近くなったら、また告知しますヽ( ´ ∀ ` )ノ
最後になりましたが、見学OK下さったスタッフの皆々様、ありがとうございました!