私は泣いた。au「ケータイの形態学 展」へのごく個人的感想(7/30)

こんばんは、豊島ミホです。
GOOD DESIGN Marunouchi で開催されている、au design project 15周年記念の展覧会、「ケータイの形態学 展」に行ってきました。

内容とかコンセプトについては公式見ればいいと思う!
見どころはいろいろあったんですけど、わたしてきにはやっぱり、デザインプロジェクトの製品をもう1回まとめて見たい。実物が見たい。っていう動機で行きました。

auユーザーです。
おそらくは2002年くらいからのauユーザー。途中で番号変更のために1度ソフバンにしたりしたからか(昔は番号の変更ってできなかったよね? 1人1契約しかできなかったしね?)契約年数はあんまり行ってないんですけど、気持ちとしてはずっとauです。「あんときは仕方なかったんだよ、基本俺にはお前しかいねーんだよ」ってテンションで付き合っています。

で、そのテンションって多分、デザインプロジェクトのおかげで成り立っているのです。
デザインプロジェクトの製品を使ったか? っていうと、「欲しいな〜」と思ってるだけで使ってなかったり、結構いつでも迷わずソニーエリクソン一択で機種変していたりw するんですけど。そもそも、私が使ったのって最後の製品「G11」だけだったりするんですけど。
それでもガラケー時代のauデザインプロジェクトの製品の輝きって、胸に刻み込まれているんですよ!
ガラケー文化が花開いてるあたり……2003年から2006年くらい? は、用もないのにauに行って、機種変する必要もないのに総合カタログもらっていたからね! さすがに毎月ではなかったけど、まあ未チェックの新機種が溜まったなって頃合いを見計らって。そしてそれを家に持ち帰ってうっとりしながら読んでた。20代前半の話ッス……。
あの時代の色んなガラケー、ほんと好き。今でも好き。

だからこの展覧会でも、とりあえず昔の輝かしいガラケー文化を見る、くらいのつもりで行ったんですが〜……
入ってすぐ、時系列でデザインプロジェクト製品が展示されているわけです。製品化される前のコンセプト品(?)も含めて。
それを順番に見ていっただけで、私は、泣きだしてしまいました。まじで。涙を流して。

泣きながらも写真は撮ってますのでご紹介します(※会場はオール撮影OKでした)。

みなさん大好き auデザインプロジェクトの代表作「INFOBAR」

ショーケースの中のガラケーたちは、本当に輝いていた……。
「すごい!」「きれい!」「かわいい!」っていう感動が押し寄せてきて……
と同時に、多分、なんていうんだろ、そこに展示されているのが私の中では完全に「終わった文化」すぎて、感動+悲しみで泣いてしまったんだと思う。

初期のガラケー、しかもauデザインプロジェクトの製品って、ほんと「なんかやったるで!」っていう気概にあふれているんですよ。

「talby」コンセプト版。これは見た目的にはほぼそのままの形で製品化されている

「ishicoro」コンセプト版。似たようなまるっこいフォルムの製品はあるけれど、左右非対称の形状や表面の凹みという「石ころ」らしさのあるこれ自体は製品にはならなかったそう。

こんなん……
こんなん、今、やってないじゃんっ!!!!
という悲しみが、私の中でマジ深かった。
こーやって展覧会やってんですから、デザインプロジェクトは終わってないのかもしれませんが(今企画中のものなんかも展示されていました)、実際のauの今年の夏モデルを思い出した時に、なんんんんんじゃこの無難な板たち! かまぼこ板たちっ! って思うよ思うちょおおおお思う(取り乱してきた)。

そもそもさ、この写真をファ〜〜ウェイのスマホ(サブ機。もちろんmvnoのsimカードin)で撮ってる俺のかなしみおまえらにわかる?! ってauの中の人に言いたい。
私だってさ、すきこのんで中華スマホつかってるわけじゃないんだよ。auがちゃんとガラケー時代みたいなこういう挑戦をしてないから! セレブ価格の超高級スマホ(しかもMNPすれば実質価格が7万とか8万とか安くなるとゆー信じられない水物の値段設定)とか、ぶなんなデザインにロースペックの中途半端な価格のスマホ(中華スマホに絶対コスパでかなわないやつ)とかしか出さないから! 消極的選択でこうなってるんだよおおおお!!!!!!

Androidを搭載したスマホ、SUPER INFOBAR(2008・製品化はされず)。この辺でまた泣いた。

それに比べると、昔のガラケーって、なんて攻めててかっこいいんだろう。
ショーケースの中に入ってる姿を見るだけで、ぎゅううっと心を掴まれる。今でも欲しいと思ってしまう。
何かのかたまり、みたく見えるんだよね……。デザイナーさんの、プロジェクトに携わる社員さんとかの、熱意のかたまりとかですかね。携帯の企画ってのがどういうふうに進むか知らないからよくわからんけど。とにかく思考や理想がぎゅーーーっと凝縮されてその形になったんだなってことが。伝わってくるの。。。

さっきも触れましたが、会場にはデザインプロジェクト最新のコンセプトモデルも展示されていました。「SHINKTAI」(シンケータイ)という名前の。電話(とメール?)しかできないけど超かっこいい携帯、みたいなやつ。

会場内でアンケートに答えるともらえたミニパンフ?の表紙の「SHINKTAI」。実物も撮ってないだけで展示はありました

でも……なんか……
個人的には、「こぉいうのを求めてんじゃないんだけど!」って思ってしまった、やっぱり。
スマホを離れる贅沢をどうちゃらこうちゃら、的なコンセプトの説明文も読みましたけど、これは本当に贅沢品であり金持ちのおもちゃだろう、って私は思いました(いくらになるかは知らない、たいした値段ではないかもしれないけど)。これ持って……俗世から隔絶された高級リゾートに行ったことを……どうせ後でフェイスブックにあげるやつ! てきな。スマホのほかにこれを余分に持っていることが「おしゃれ」てきな。
私が欲しい携帯ってそういう贅沢品では絶対ない。おしゃれにできてて欲しいけど、同時に、もう自分にくっついてるデバイス、ふだんずっとそばにいる友達みたいに思えて欲しい。
携帯は友達! って、その、一番携帯にはまっている時はマジで思っていたんですよね。なんか危ない気もするけどw 今みたくSNSとかなかったから、いっつもいじってんのって結局2ちゃん見てるだけだった気がするけどw でも自分の手にすぽっとはまって思い通りにキビキビ動いてくれるそいつに、とってもとっても愛着を感じていた。たくさんの機種の中から、性能だのフォントだの外観だの吟味しまくって選んだものだから、ほんとに1台1台好きだった。

これは私物のG11です。
今年に入ってからかなぁ、引き出しの奥から見つけて、電源入れてみたらかわいい音してちゃんと起動して、やっぱり半泣きになった。
あまりにかわいくて……見つけて数日で我慢できなくなって、「これ、また使おう!」って、auに走っていったよ。私は現機種が3Gガラケーなんですが、その前の機種がスマホだったため、普通に自分で契約したものなのにsimを差し替えても使えず……。手数料払って、simロック解除してもらったよっ!
まあ、数日使ったら「やっぱりロースペでも今のガラケー使いやすいわ」ってなって元に戻してしまったんですけどww
ただ持っていても仕方ないから売ろうと思ったりもしたんですが(切実に必要としてる人いますしね)、どうも売る気になれない。売ったら、もう、かわいい音とかきれいなデフォルトの時計とかみられないんだぁと思って。
でも今日の展示を見てきて、売らないでずっと持っていようって思いました。

というわけで、とことん私の心を乱していった「ケータイの形態学 展」、会期は残念ながら本日、7月31日までですっ! しかも今日は17時終了なので、仕事上がりには見られない〜。
展示スペース自体はちんまいので、「ちょっと興味ある」くらいの人が遠方からわざわざ行くのはあれかもしれませんが、お近くの方、もしくは、遠くに住んでいても見たら泣いちゃうくらいの方はぜひ。