著作権を委託しました(教育&福祉目的使用に限り)。(10/11)

こんにちは。豊島ミホです。
業務上お知らせ感丸出しのこの記事を開いてくれた人よありがとう……。まあ、ほんとに業務上お知らせ記事なんですけど。

10月1日より、著作権を「教育目的&福祉利用に限り」日本文藝家協会に委託しました。
やっと! やっとですよーーーーー。
これをもちまして、教材作成に携わるみなさまには、webでポチッとサクッと、利用のご申請をしていただけます。文藝家協会さんの窓口はコチラ→著作物使用申し込み | 日本文藝家協会

いっぱんの皆様にはなにがなんやらだと思いますので、おまけがてらちょっと説明したいと思います。私と国語教材の関係wo……。

じつはわたくし、毎年結構な数の「著作権使用申請」をいただいているのです。塾や教材屋さんから。
国語教材って、小説の読解問題がありますよね。あれです。あそこに、過去に書いた小説をお貸ししているのです。

どうやって始まったのやら、確か初めていただいたのは東京都の都立高校入試の……なんか風邪引いて当日受けられなかった人用の日程で使用された問題。みたいなやつだったと思います。出題は『檸檬のころ』からだった。
そういうのまでは過去問集に載らないのか、すぐにドバっと使用申請が来ることはなかったんですが、そこからぽつぽつと出版社経由で国語教材への使用申請をいただくことになり。
1回出版社通して書類をいただくと、あとは個人で直接やりとりすることになるので、ありがたきことにだんだんだんだん、いただく申請の数が増えていきました。

著作権を使用する時って、多くの場合は、まず日本文藝家協会(文筆家の職能団体のひとつ)に問い合わせが行くみたいなんですよ。
私も昔は協会の会員だったんですけど、そういえばそもそも、どこかの中学入試で作品が使われたのをきっかけに、協会から入会のお誘いをいただいたんだったかも……? 「健康保険が安くなる」というメリットがあったので、その時は協会に入りました。
で、入会すると「著作権を(国語教材利用だけでも)預けませんか?」ってさらにお誘いをいただくのです。著作権を委託すると、教材屋さんと著作権者(=作家)の間のお金や書類のやりとりを文藝家協会が代行してくれる。しかも、ほんのちょこっとした手数料で!

しかし私はそれはお断りしたんですね……
なぜかというと……

教材が見たいから(;▽;)

この目で見たいから。゚( ゚இ▽இ゚)゚。

だって自分の小説が国語の問題になるんですよ!
結構……いやがる作家さんもいるみたいですが(過去にいろいろともめごとがあったために、協会が仕切ってくれてるんだろうな〜と推察される)、私は嬉しかったです。
小さい頃から、読解問題超好き! あれで小説に出会うの大好き! いっそ自分で問題を考えたい! くらいの子どもだったので〜 就活の時もとりあえず予備校あたったけど、教材作成系の出版社とか考えていたくらいなので〜
自分の小説の問題とか もぉ うはっほ! ですよね!!!!! コレクションするよね! してる!

もしかしたら協会に委託しても、教材の原稿はあとで1年分とかドバっともらえるのかもしれない(?)けど……。
私は教材好きゆえに、うざいコダワリもあったんですよね……
小説使うからにはちゃんと使ってくれなきゃやだ! 勝手に表記変更とかしないで! みたいな。
そういうの、自分の目で確かめないと気が済まない……。まあ表記変更なんてだいたいされてないんですけど、教材のコピーをもらったらざーっと引用された本文含め目を通すようにはしてました。それで「これ変じゃね? 私こんな表記しなくね??」と思ったら原文と照らし合わせてチェック。。。
そこまでさすがに文藝家協会にお願いできないですよね。あの雀の涙的な手数料でそんなんやれません。
だからこそ私が! みずから! 許諾しないと!

……みたいな流れで、10年以上著作権使用許諾作業を続けてきたわけです。個人で。
これが教材屋さんにとって良かったか良くなかったかは、微妙なところです。
私めっちゃ引っ越すから書類の入れ違いとかあって、なにかと二度手間をおかけすることが多かったし(申し訳ありません)。1度だけだけど、「同じ市内にある塾2つ(多分ライバル同士)の書類が一気に来て、中身を交換して返送してしまう」とか最悪のミスもありました……(ほんとにほんとにすみません)。
いっぽうで、「急ぎなので1週間以内に返事ください」みたいな申請にもぴゅいーっとお返事できるという利点は多分ありました。塾のプリントとかですね。こういうのは多分、文藝家協会には持っていけない案件。。。
でもまあトータルではご迷惑おかけしたことのほうが多かったかもですね(;u;) 何かとご迷惑をおかけしつつ、最近では年間数十件のやりとりをさせていただいておりました。

今回思い切って委託することにしたのは、今年春の某県高校入試への採用がきっかけです。
県立高校入試の過去問集……はんぱない数だった。さすがにつかれました。
しかも過去問集だとあれなんですよね、新規教材じゃなくて(当然)全部おんっなじだからね。。。どんだけ許諾しても私のコレクションが増えないやつ……
もうこれは、個人で許諾作業しないほうがいい。と判断して、今や会員でもなんでもない文藝家協会に泣きつきました。そうして教育目的使用の著作権を預かってもらう運びとなったわけです。。。

せっかく委託したので、教育目的使用だけではなく、福祉利用(公共図書館において、点字や聴覚資料にするなど)も一緒にお願いしました。
それは今から使ってくださるかたがいらっしゃるかわかりませんが(たしか過去に1、2件しか申請いただいてません)、よろしければ……ということで。

塾&教材屋さんのみなさまがたには、まだ委託のお知らせが行き渡っていなくて申し訳ありません。とにかく数がたくさんなので、新規申請いただいた会社さんから順番に、書類とお知らせを返しているような状況です。ご申請をいただく前にお知らせしたほうがいいに決まっているんですが、手が追いつきません……ごめんなさい。
もしも! もしもこの記事を読んでくださっている教材屋さんがいらっしゃいましたら(いないとは思いますが)、私からの「お知らせ」がお手元に行く前に、直で協会にご申請いただいてもなんら問題ありませんので、よろしくお願いいたします。

著作権を委託しているという証書をもらったよ! りっぱだね!