会いたい同級生(9/17)

また間が空いてしまいました。
発売中の「野性時代」10月号に
「リベンジ・リトル・ガール」という短編を書かせていただいてます。
大学生連作、5本目になります。大学で友だちができなかった人はぜひ読んでみてください……。
あと、連休明けの発売になりますが、「青春と読書」10月号にはいつも通り
「となりの席の男子図鑑」が載ります。全14回予定なんで、もう半分ですね。早い早い。
で、思わせぶりなタイトルがついていますが。
私は小・中学校の同級生とはあまり連絡が密でなく、
日常的にくだらない話をするのは、同じように地元と縁の薄いXちゃん
(「底辺女子高生」に登場する彼女です、はい)だけなんです。
彼女とは中2・3の同級生なんですが、
「みんな今頃なにやってんのかねー」
「さっぱりわからんねー」
とクラスメイトのトピックになった時、かなりの割合で登場する男子がいました。
「○○君、何やってんのかなあ」
「○○君は会いたいよね!」
「つーか、おもろかった」
「今会ってもおもしろそう」
「も、断然会いたい!!」
別に、「同じグループ」ってほどベッタリした仲ではなかったはずなのに、
私もXちゃんも、「なんか、会いたい」のが彼だったわけです。
そんな彼の訃報が届きました。先週のことです。
いきなりだったので、もう、がつーんと横っ面殴られた感じがしました。
私は小学校、中学校と一緒だったので、二重に知らせを受け取ることになったし。
色々思い出しはしたんだけど、亡くなった人を美化するのは好きじゃないから、
あんまアレコレ言いたくない。
でも、あれだ、
会いたいっていうのは言わないと届かない、っていう
当たり前のことをすごく思い知らされた。
私とXちゃんが、地元を離れて何年も経ってから
「○○君、何やってんのかなあ」って言ってたことを、本人は知らないと思う。
まあ、会いたい同級生というのは
「キャラが立っている」「あまり変化していなそう」
「こっちのことをおぼえていてくれそう」
「恋愛感情が介在していない(異性の場合)」
ってなところが条件で、あんまり選ばれて名誉なモンでもないかもしれませんが。
そしてソレを知ったからといって何かが変わったわけじゃないんですが。
でもやっぱり言った方がいい、そういうのは。
知らせを聞いて2日くらいしてから、ふいに、
そういえば小学校の同級生男子で一番会いたかったかもなあ、と気付いて
さらにガーンとなりました。そんなにだったのか! みたいな。
初めてまともに会話した時のこと、はっきりおぼえてるしね。
「じゃあ、RPGって何の略か知ってるか?」
「ロール・プレイング・ゲームううう」
「やるじゃん!」
っていう(こたえてるほうが私です。何故そういう会話をしている状況なのかは不明)。
帰り際で、学校の前で別れたので、「やるじゃん!」で遠ざかってった
黒いランドセルが、なんだか今も目の裏に浮かぶ映像です。
雪はないけど、ちょっと肌寒いくらいの。今より少し先くらいの、季節だった気がします。