ガールズライフ!(11/8)

月頭の告知でも書きましたが、吉川トリコさんの文庫『戦場のガールズライフ』に
解説を書かせていただきました。小学館文庫です。すでに発売中です。
私も、解説を書いてもらう側にまわることがある身ですから、
「こういう解説が欲しいんだ!」というのを、あますところなく詰め込んだつもりです。
まず愛! 作品に対するラブを!
ブチ出して書かなければならないのではないかと。
あとは、その作家の他の作品も読みたくなるように誘導してみたり。
なおかつ1冊目の文庫ならその作家の魅力まで言及してみたり……。
文庫はただの「普及版」じゃない!
「保存版」なんだ! 単行本よりずっと長く棚に置かれて、
場合によっては10年先の読者が手に取るかもしれないものなんだよ!!
そこを踏まえて書くのが解説というものよ!
と持論をふりかざしノリノリで書いたわけですが、
先日発売の「ダ・ヴィンチ」にタイミングよく載っていた
文庫解説特集(@文庫ダ・ヴィンチ)を読み、へんにゃりしました。
もうどなたの論だかおぼえていないのですが、
「読み終わったあとの読者と対話するのが、解説の役割」っていうのがあって……
納得すると同時に、「しまった、対話じゃなくて演説ぶちかましてしまった」と意識しました。
ていうか、どっちかっていうと、「読んだ後の人」より
「立ち読みして解説から読んじゃってる人」を意識して書いたような。。。
……愛はあるので許してください。
ていうか、同じ賞の出身者同士で解説書くとか、とんだ馴れ合いだぜ仲良しごっこだぜ!
とか思っちゃう勘ぐりやさんもいるかもしれませんが、
私はトリコさんと会ったことがなくても、同じ賞出身じゃなくても、
『ガールズライフ』の解説を書いたと思います(編集さんが私にたどり着いてくれれば、だけど)。
げんに、会ったことなくて、向こうが私の小説を絶対好きじゃなさそうな作家さんの本でも、
解説書いてみたい! って作品はいくつかあるもん!(「たくさん」ではないけど)
稿料以外の対価は要らない、それでも書きたい、ってものだけ
これからも解説を書いていけたらいいなと思ってます。
とりあえず、このブログをチェックしてくれてる人で
まだ『ガールズライフ』を読んでないかたがいらっしゃるなら、
この文庫版が出た機会に手に取ってみてほしいです。
絶対面白いから! 特に「テンポいい小説が好み」というタイプの人は必読。
あと、普通に南Q太ファンにもおすすめする……(イラストがQ太さん)。
出てる単行本全部読んだってくらいQ太ファンの私が言うんだから、
多分中身とイラストが超まっちしてますよ。
(表紙画像はココで。小さめですが)
最後に、解説に入らなかった余談ですが、私は希奈子がいちばん好き! 4人の中で。
「友だちとしての女の子」をここまで魅力的に書いた小説って、なかなかないよなあ……。
現実では、ラフな関係の友だちこそ魅力的だったりするのにね。