書き置き(11/21)

明日22日発売の「小説新潮」12月号、特集「作家になる道 Part2」に
「休業の理由」というエッセイを書かせていただきました。
補足的に何かここに書こうかなと思っていたんですが、
読み返してみると、これ以上言うことはなにもないって感じでした。
このブログでは一切触れてきませんでしたが、
来年の一定期間、休業を予定しております。
しかし休業までまだ刊行予定が単行本4、文庫2、確実にありますし
その準備が終わるまで「休業」とはいかないので
今ここで詳細を語ることは控えさせていただきます。
というか、スムーズに休みを終えれば読み手側への影響は一切出ません。
来年は今年と同じペースで本が出ます。
来年もよろしくお願いします……(さすがに早いか)。

今回のエッセイ原稿を書くにあたって、
16の時家出した際の書き置きを、家からFAXで送ってみせてもらいました。
シチュエーションとしてははっきりいって同じなので、
当時何を書いたかわかれば、参考になるんじゃないかと思って。
エッセイで触れたことがありますが、
家出した時の手紙を、私は一度も読み返したことがありません。
10年ぶりの再会でした。
ちょっとどきどきしながら、送られてきたFAXを読んだら、
まず文才のなさに絶望。
そして記憶との食い違いぶりに驚愕。
「もう戻らないかも〜」くらいのニュアンスで書いたつもりだったし、
親もそう受け取っていたようだったのに、
もう、ばりばり帰るとしか思えない内容でした。
「2、3日で戻ってくると思ってるでしょう。でもわからない。
 2週間かもしれないし、1ヶ月かもしれない……」
的な文章があって、「最大1ヶ月かよ!」と心の中で突っ込まざるを得ませんでした。
あと、本当に構成がめためたで……。
「何を言いたいのかわからないし、エッセイの参考にはもちろんならん!」
とひとまず手紙を放り、エッセイに取りかかったのでした。
しかしいざ原稿が上がってみたら、書き置きとそっくりだったということです……。
構成が同じでした。
めためたでした。
そしてそれ以上直せない気がするのでした。
っていうか10年前の行動と心理を素でなぞってる自分にびっくりした。
成長してないんでしょうか。