振り返って08仕事篇・後半

<長いので上から続く>
08年刊行の拙著を振り返る後編。
アンソロ以外行きます。

『花が咲く頃いた君と』(双葉社)

双葉社は「週刊大衆」、「漫画アクション」などの定期刊行物、コミック、書籍などを発行している総合出版社です。
3月刊。
刊行時の記事にも「タイトルくっさー」と書いてますが、いまだにちょっと後悔してます
(ばりばり自分案です。担当さんには1ミリの責もありません)。
最近刊行されたムック「ダカーポ特別編集 今年最高の本」で、“女子読み恋愛小説”の2位に選んでいただきました。
ありがとうございます。
四季にそって、「花」にまつわる中篇が4本という
ひじょーにストレートなつくりの本になっています。
冬の話が、私の小説中唯一の家族小説! であるほか、
秋で書いたダメおじさんも印象に残っています。行き場のない女の子が、
ボロアパートを不法占拠するダメおじさんに惚れるやつ。
こう書くとスタンダードな恋愛小説から遠いみたいですね!
っていうか、結構遠いと思うんだ。すみません。
春はひたすら性格の悪い美女を書くのが面白かったです。
夏は、楽しい盛りの女の子ふたり組を書けて面白かったです。
あれ?! なんか総じて面白かったような気がするよ?
このシリーズを書いてる時(06年前半)の記憶は最悪なのに……。
締め切りまであと3日なのに
夏の夜の雨が降るベランダに出て、昔の夢を数え上げたりとか。
「私は郵便やさんになりたかったんだ!」とか。
かんわきゅうだい。

『カウントダウンノベルズ』(集英社)

こちらは5月刊の、架空J-POPヒットチャート小説です。
私なりの「お仕事小説」のつもりでした。
だから主人公は全員ミュージシャンで、音楽がらみでもファンの話とかはないのです。
総じて暗い……!
総じて暗くなってきてるから、楽しんで音楽やってる人の話も入れたら?
って連作の途中で担当さんからご助言いただき、それを汲んだつもりだったのですが
まだまだ暗かったです。
好きなことを好きにやってそれが仕事になる状態、
というのがまったく想像つかなくて、入れられませんでした。
そんな反省点もありつつ、でも、
仕事の難しさとかに直面している同年代の人に読んでもらったら嬉しいな
と思っています。

『初恋素描帖』(メディアファクトリー)

単独名義で今年最後の本はこれでした。8月刊。
結構前のような気がしますが、まだ4ヶ月しか経ってないんですね。
とある中学の、同じ教室で生活する20人にそれぞれのカメラがある、
教室の恋愛模様がつながっていく、
私の観察人生の集大成キャー! と個人的には興奮していました。
世界が狭い頃は、誰が誰を好きとか結構知ってて
そのドラマが見えちゃう瞬間があって、私は楽しかったのです。
その「キャー!」という感じを詰め込んだ本です。
ごめん、私、教室内の「相関図」とか作ってました……家で。
名簿・座席表・相関図は3点セットでクラス替えごとにひつようwww
きもいっすね! 
他人が好きすぎるんですよ。たぶん。
自分の人生じゃできないことが多すぎるから
少しでも他人に感情移入したかったんじゃないでしょうか。
そのへん、かなり反映された本だと思います。
あと、浅野いにおさんにキャラを描いていただいたので家宝にします……。
著者用の本、配らない。もっとく。ううう。

  
さて、一方的に今年の拙著を全紹介させていただきましたが
いかがでしたかしら……。
というか、このブログを読んで下さっていながら
上7冊のうち1冊も手にとってないよというアナタ!
今すぐネットで注文してくださいとは言いませんが、
せめて店先でめくるか……図書館で手にとっていただけると嬉しいです。
感想のお便りに「図書館で読みました☆」って書いてあっても
私は怒りません。ええ……。図書館は大事です。
近いうち、仕事以外の08年についても振り返れればなあと思うのですが
今のところ今年の仕事がまったく終わっていません。
年賀状にも手がついていないし……うぐぐぐ。