豊島ミホ売り切り計画・予告篇(6/4)

こんにちは豊島ミホです。
前の前の記事でちょこっと言及した自分の絶版系電子書籍化プロジェクト、
だいたい目処が立ってきたので第一告知させていただきます。

私の小説の中には、単行本化されなかったものや、文庫化されなかったもの、
要するに今世の中に流通していない作品が結構あります。
それを、個人で、電子書籍として、売っていこうと思います。

プロジェクト名:豊島ミホ売り切り計画

です。

・基本的には出版契約が終了した作品を
・出版社さんの許可のもとに(←ここ大事! 死守!)
・電子書籍の形態で 短篇ごとにバラで・安価で 自力販売していく

ものです。

売り切り!
……というところに、「まだ紙の本で流通している作品には手を出さない」
「絶対出版社さんの邪魔はしない」っていう白旗宣言を込めてます。
あとはまあ「どさくさに紛れて新作を出さない」っていうニュアンスも含めてます。

売り切りーとか自分で言っちゃうお前の自虐的なセンスがいやー
っていう人たくさんいると思う! すんません!
でもとにかくこれは「電子出版 VS 紙出版」っていうややこしい話にもっていかれかねない企画なので
「絶対ややこしいことにしません」という宣言としてこのタイトルにしてるってこと、
ご理解いただけますと幸いです。

なんのためにこれをやるのか?

第一には、「これ自体がやりたいことだったから」っていうのがあります。
まだ大学に居るくらいの時から、私は
「あーー自分の短篇バラで何十円とかの値段で売ってみたい〜」
という妄想をしておりました
(当時の妄想テキスト、探せばまだ残ってそうだなぁ……)。
自分の小説の売るのに一番適切な夢の流通経路は!
ってことを考えた際に、

・昔の袋入り塗り絵みたいに駄菓子屋で売られている(「きいちのぬりえ」みたいな……※)
・ペラペラの紙数枚に刷った短篇1本を30円くらいで販売
・紙には穴が空いてて、ルーズリーフみたいに自分の好きなものだけ綴じてとっておける

っていうのがピコーン! と浮かんだんです。
いや、無理ですけどwww 駄菓子屋に小説流すルートありませんけどww
でもそういうふうに、安価で、あまり文章に親しみがないタイプの人にも
手に取りやすい場所にあって、気負いなく入手して読み始めることができる
っていうのが、自分の小説にとって一番望ましいコンディションなんじゃないかと考えてました。
というか、自分が読者であるとしても、そういう場所に・そういう価格で小説があってほしい?
みたいな……。

私にとって、大きな街の書店にだけ置かれている、しかも千円以上する本というのは
遠かったです、正直かなり遠かったです。
初めて買った文芸の単行本(文庫じゃない本てことね)は鹿島田真希さんの『二匹』、
そして2度目に買ったのは綿矢りささんの『インストール』。
多分、その間、まる2年以上空いてるwww って話です。

自分が本を出す側にまわってからは、さすがに
文芸の新刊単行本も積極的に買うようになりましたが
もし小説を仕事にしなければ、私は文芸の新刊書を買っていただろうか、
多分3年に1冊くらいしか買わなかったんじゃないだろうか? と時々思うことがありました。
文庫しか自分に関係あるものとして見てないだろうし、その文庫も
多分めっちゃ狭い範囲でしか(間違いないくらい好きな作家のものしか)
買わなかったような気がします。

そーいう私みたいなひとにもやっぱ作品を手に取ってほしいよ!!

と、いまだにちょっと思うので、
せっかく契約上の問題をクリアできる既存の小説もあるし、
駄菓子屋じゃないけど電子個人書籍だったらバラ売りにして価格を抑えることができるし、
ここらでやってみようじゃないか! と決めました。

30円はさすがに利益出なすぎて無理ですが(電子化作業の時給が私に対して出ない)
短篇1本80円くらいで売るつもりです。
これが売れても売れなくても、あんまり自分の満足度には関係ないかも……。
「今までと違うフォーマット/価格で売る」こと自体が大きくて、
ここを足掛けに何かをしていこうという気は全然ありません。
売れなかったら「はあ……フォーマットや価格の問題じゃなかった……」って思うだけだし
売れたら「やっぱり安いと買ってくれるひとがいた! わーい」と思うだけですw

さっき「第一には」……って書き出しちゃったけど、ここでふと考えてみると
「第二」は特に思い浮かびませんww
ただ「安く売ってみたい」っていうだけだったw

電子書籍という形態が、必ずしも「入手のハードルを下げる」ものではないことは
承知しています。
誰かにとっては、紙の本よりハードル上がることもあるだろうし
18歳未満でクレジットカードをお持ちでない方には、
書店で在庫のある本を買うより面倒くさいことをしてもらわないといけないというのは、
残念ながら確実です。
でも、私が電子化を決めたから紙の本がなくなったんじゃなく
紙の本が流通しなくなったから電子化をすることにしたってこと、
どうか理解していただけたらと思います。

リリースのタイミングで、おまけフリペみたいのを公開して
そっちは無料で(なおかつスマホとかなくても)読めるように計画しています!
やーでもこれは……私の時間と体力次第ですけど……
リリース2回につき1号とかになっちゃうかもしれませんが……
そしてあれだよ、当然このブログの延長程度の、ごく個人的なことが
書いてあるだけのフリペだと思うけど……。
でも、ブログを読んで下さっている方には楽しんでいただけるものを
つくろうと思っていますので、よろしくお願いします!

なんだか今は高3の終わりか予備校時代の始まりくらいの時の気分です。
端から見れば残念な落ちこぼれかもしれないけど
自分の中では凹む時期とかとっくに終わってるし自由! みたいな。

まあ、自由だけに誰もケツ叩いてくんないというのはあるけど……
20日頃に1回目のリリースを予定してます
と、書いとく! これでもう逃げられん!

作品が何かはお楽しみで〜。
形式はePubですから、絶対買う! って思って下さった方は
「文芸あねもね」ブログの読書アプリ紹介記事(その1)(その2)
参照しつつ、アプリ選びをしといていただけますと幸いです(スマホの場合)。
PCでは、ePubはあんまり快適に読めないっぽいんですよね〜
PDFファイルを別に用意するか、ePubをきれいに読み出す無料ソフトを必死で探すか
まだ迷い中です。

※駄菓子屋で売られている袋入りのぬりえ
イメージが湧かない方はこちらをご覧下さい。
で、売ってるとこ見たことあるの? という話ですが私もないです……。
でも小さい頃母から聞いて、なんかいいなーって思ってました。
私が育った時代のぬりえって、もう冊子だったし、アニメキャラばっかりだし、
丁寧にぬるのが嫌いだった私には1冊塗りきれないし(今は塗れるよ! ……多分)。