「A+」「B−」値下げ、ライブライティングのお知らせ&「晶子の息子」について(12/25)

メリクリです。豊島ミホです。
もー何度も言及している新古典派フィクションズの文芸同人誌「A+」ですが、
Kindle版に限り期間限定セールを行うことになりました!
もう始まってます。オーイエー。
Kindle版は、表紙以外どこにも絵がない、プレ〜〜〜ンな「基本文字だけ」ファイルです。
誌面デザインがなくてもその分安ければ買うかも、という方は
こちらからどうぞ。
パブー版は、PDFがある分のお値段……ってことでそのままです。すんません!)
で! なんで今期間限定値下げしたかというと……
今週土曜=29日に、ライブライティングを行うからです!!
うほっ!
まずは最低限の情報を公式ブログから転載。

出演:豊島ミホ、笠井康平、新古典派フィクションズのもの
日時:12月29日 20時くらいから
場所:ネット内某所
(当日に、ブログと、Twitterアカウント(@NCfictions)でお知らせします。)
お土産:「新古典派フィクションズが見つけた部門別・2012年注目の文芸書50.txt」
参加費:なし(本誌「A+」「B-」を読んでいると、より楽しめます)

これだけだとどういう企画か少々わかりづらいと思いますが、
トークライブが文字になっている! というものだと考えていただけると。
あるいは「公開チャット」だと思っていただいてもOKです。
「ライティング」と称してますが、その場で評論や小説を書くわけじゃあありません〜。
でも生で! 誤変換なども含めて(笑)! 文字を書くところを見ていただけます。
ただパソコンのスペックはある程度欲しいかな……。
何のツールを使うか? 公式ではまだ伏せてるようなので私も濁しときますが、
WindowsにしてもMacにしても、OSが古いと動作が厳しいかもしれません
(WindowsNTなうちの実家では確実に無理ぽです……NT……)。
スマホで見れるのかな〜。リアルタイムで動かない気がするな〜。
見れたとしても小さいので、PCの前に座っていただいたほうがよさそうです。
トーク内容は……
「2012年、文芸界でのニッチな・でも注目すべき動きを振り返りつつ、
 『A+』『B−』も軽く宣伝されてしまう!」

みたいな感じ?www
なんか私全然釣れなそうなこと言ってます?
でもドカンとお祭りみたいな感じじゃなくて、こういう小さい動きも
ちょっと見ておきたいなくらいのお客さまに向けての企画ですので。多分。
興味のある方はいらしてみて下さい☆
もちろん入退場自由、ちょっと見て帰ってまた来ても、
ネットサーフィンしながらウィンドウだけ開いてたまに横目で見るくらいでも、
どんなローテンションでもご参加いただけます
(文字である以上、後追いが簡単なので、
 二コ生やツイキャスよりもっと低いテンションでも参加できるということよ)。
Kindle版の値下げは31日までなので、買おうかどうか迷ってる方は、
購入判断材料として見にきて下さっても☆

ところで、今まで、「A+」に書いた小説に言及する機会がなかったのですが、
やっとこさ色々落ち着いたので、紹介させていただきます。


私が書いたのは、「晶子の息子」というタイトルの小説。
400字づめ原稿用紙換算で40枚くらいの短編です。
子どもの頃から「女の子らしさ」と切り離されて育った
晶子(しょうこ)の、小学生〜23歳までを描いた物語です。
私お得意のwwフィクションかノンフィクションかわかんない系! です。
小学生連作『夜の朝顔』(集英社文庫)の企画を初めて出した時に
(それってとっても昔の話なわけですが)
「小学校6年間で各学年につき1本ずつ短篇を書く……というのは難しいのではないか」
「もっと年齢をばらけさせて、ひとりの女性の一代記(ただし前半戦)みたいな感じに
 するほうが間違いないのではないか」
と担当さんにご指摘いただいたのですが、
その案を受け入れていたら、そしてそれをもし短篇1本に凝縮したら、
だいたいこんな感じだったろうな。というのが「晶子の息子」です。
ビミョーな女の子(「女の子」かどうかもビミョー)が
ビミョーな感じで中学高校大学……と進んでいくお話なのです。
……何この説明……。
やっぱり自分で書いた作品について語るのは難しい……。
でもなんか。
「女の子」のカテゴリーのどこにも属さない女の子の話っていうことで。
上のような説明しかできないな……。
「○○系女子」っていう言葉、いくらでもあるじゃないですか?
でもどれだけ「○○系」が新しく登場してきても、
違う……orz
っていう。
そういう、くくられどころのない女の子の、人生前半録。
みたいな感じの小説です。
でも「女の子らしさ」だけがテーマではなくて。
今回は外側におっきくつくったテーマがありました。
「テーマ」っていうのかな? テーマじゃないかもだな……。
「私はこんな感じ」って自分で決めてるものよりおおきいものが
人の中には埋まってる
……といいな
みたいな。
そんなところを書きたかったよ。
書けたかはわからないよ。

ぬぉーーーーーーーーーーー
なんかうまく宣伝できない! 難しい!
しどろもどろになってる!!
いやぁ!!
最近つくづく思うんだけど、私プロデュース業みたいなの向いてないよホント。
セルフプロデュース力ゼロ!
でも創作の1次産業(最初になんかつくる人)もそれはそれで向いてね〜……
2次辺りにつきたいところだね!!
ってわけでここからは自作についてじゃなくて「A+」の他の収録作について宣伝します!
まず「文芸あねもね」を読んでくれた方にはおなじみ
山内マリコの短篇が収録されています。
「走っても走ってもあたしまだ十四歳」。
マリコの他の作品と同じく、タイトルにぴんと来た方は読むべき! 
短いけど(私の小説の半分ないくらい?)中身はぎゅっと詰まってるよ。
主人公は12歳→14歳だけど、
大人のマリコの(「マリコの」ねwww)視点もあって、
窮屈なだけの思春期小説では全然ないんだぜ。
ニコ動とかYouTubeとか、今の動画文化も盛り込んだ小説で
私らより下の世代に読んで欲しいのぉ……。
巻頭を飾っているのが、詩人・暁方ミセイさんの詩「生死春野三面図」。
これはなんと某ゲームのリミックス現代詩らしいよ……。
言われないと全然わからない。むしろ折り目正しき正統派古典詩(?)なのかと思う!
詩に馴染みがある、という人は文芸に触れている人の中でもさらに少人数だと思うし
私も普段から読むわけじゃないけど、
詩は詩にしかないキレーさと空間のひろがりがあるよね。
小説は線ぽいけど詩は面だよね。
そういう「面」がすごいでかい素敵な詩だったぜこれは。
創作以外では、「谁是”现代中国文学”――現代中国文学とは誰か?」というレポートが
掲載されています。小田玲実さん、木田愛希さんの共作。
タイトル通り、「今」の中国文学について、現地まで行って
(あの大変な時に当たったということよ)色々仕入れた上で書かれた力作です!
ずっと前から思ってたんだけど、いわゆる「欧米」以外の、「今」の文学って
情報全然入ってこないし気になりません?
(10年遅れでとかは入ってきたりするけど。)
私、大学でアラビア語やってた時は「フフフ……これでアラビア語圏の
小説のファースト和訳権は私に……!」とか妄想してたよ〜。
どこの国でも気になるけど、人口でかいし国土もでかい、おまけに経済成長まっただなかで
きっと日本からは見えない変化もいろいろいろいろありそーな中国はやっぱ気になる!
このレポートでは、80年代、90年代生まれの中国の作家が複数名紹介されています。
知ったところで中国語読めなきゃ原著に当たれないけど(笑)
名前とかプロフィールとか表面的な紹介だけじゃなくて、
こんな人でこんな小説書いてる〜ってわかるとこまで紹介してくれてるので、
「こんな作家が居んねんや。ふんふん」と知るだけでも楽しいよ。
創作以外でもう1本。編集長・笠井康平による
「OurLongLifeLog」という長めの評論も載ってます。
ライフログ、訳すならば「生の痕跡」というところなのかな?
と思ったんですが、調べてみるとライフログという言葉があるのですね。
でもこの評論では、「生の痕跡」で読んでも差し支えない気もする……。
自分の「ログ」を歴史に残すことについて、編集長の執念が読めます!
……じゃなくて、方法論(の片鱗)が読めますwww
ちょっと難しいので、私が高校生だったらまだ読めないかな〜。
でも書いたものを残すことについて、他人の思考の軌跡を読みたい方はぜひ!
そしてそして、小説でもレポートでも評論でもない収録コンテンツとして
「近現代日本文学史型録」があります。
これは、近現代(1886-2011)の「かっこいい文章」を集めたカタログだそうです
(自分の立場的に「だそうです」としか言えませんが……)。
純粋にカタログです。年代順に並んでいます。
「使い方」を本文から抜粋しますと、
1.次々と読み進めると、学校で教わるような、オーソドクスな文学史が体感できます。
2.それぞれを熟読すれば、その作家やその時代に特徴的な言葉をほんのり味わえます。
3.書き出しのやり方に困ったときの、参考資料集にもできそうです。
……というわけで、ピックアップされた文学史上の文章がただ並んでるだけなのですが
色んな使い方ができそうな「カタログ」です。
記名ありませんが、編集部複数名による力作です……。
以上に私の小説を足した6つが「A+」の内容です。
しかもこの全部がだな〜、「B−」とおおよそ対になっているんだな〜。
(「B−」は詩がなくて評論がふたつですが。)
「A+」と「B−」の対っぷりはまあ表紙デザインを見ての通り! ですし
B−のほうまで長々と宣伝するのは控えておきますが、私はそっちも全部読んでます。
今更ですが、文学フリマで配ったチラシの作者は私です☆ てへ。
そんなわけで、年末年始の休暇・帰省のおともに、
「A+」(「B−」も)よろしければぜひどうぞ!
もう1回リンク貼るとKindle版「A+」はこちら
電子書籍の扱い方について、新古典派フィクションズのブログで色々書きましたが
ePub版とPDF版があって、アプリを自分で選んで開く……とか
そういうのはパブーで買った場合の話で、Kindleストアだと、
Kindleアプリをインストールすれば何も知らなくてもとにかくなんとかなると思います
(Kindle本体がなくても、アプリ入れればスマホで読めるんだよ。Kindle本は)。
スマホにアプリ入れる!

アプリは置いといて、ウェブブラウザ(Safariとか)で上のリンク先にアクセスする!

Amazonアカウントでログインして買う!

アプリに戻ってこっちでもログイン、画面下の「クラウド」ってとこ押せば買った本が表示される!

本を押せばダウンロードされる!
ってだけの話だったと思います。たしか。
(「本を押せば」ってなんかヒドイ言い方ww)
ちなみに新古典派フィクションズのブログに、「晶子の息子」について
編集長が書いてくれた解説文もありますので、未読の方は是非(前にも貼ったけど)。
長ーい記事、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
ライブライティングでお会いしましょう☆