電子新作5冊の簡単な紹介(10/25)

(※上の記事と更新順逆転してます。)
というわけで、電子書籍として新しくリリースしてもらった
幻冬舍文庫作品を 改めて紹介します!
『檸檬のころ』(単行本05年)
地方の高校が舞台の連作短編小説。
不良でも病んでもない普通の地味な高校生の小説が書きたくて書きました。
結局一番たくさんの人に読んでいただいたのはこの本なのかな。
文章も話もくせが少なく、ポテトチップスでいうところの「うすしお」です。
賃貸物件を借りる際、大家さんに渡す鉄板本はこれか『夜の朝顔』でした。
『底辺女子高生』(いきなり文庫06年)
『檸檬のころ』にはほとんど込めなかった自分の高校時代のダークサイドを
いきなり全暴露したエッセイ本。自筆イラストつき。
タイトル通り、クラスで挨拶できる女子が4人しかいない&
男子と口がきけない「底辺」ポジションだった私の日常が綴られています。
暗くて思考がクドいので、合わない人は合わない。
暗くて思考がクドくていま底辺で泣いてる高校生のみなさまに読んでいただきたい本。
ちなみにいきなり文庫にしたのはすぐにでも若い人に買って欲しかったから、でした。
『ぽろぽろドール』(単行本07年)
恋愛の極北、人形愛をテーマにした連作短編集。
人形愛でしかもエロありなので、軽い気持ちで読むと後悔するかも……。
ただ、人形を「動かないもの」としてとらえているわけじゃなく
「もし人間だったら自分では手の届かない美しい人」としてとらえてるので
美醜や人間関係ヒエラルキーと噛んだ話になってます。
完全に人形愛者しか読めないっていう話ではないはず?
『陽の子雨の子』(単行本06年)
こっちは私の著作の極北……www
たぶんきっとモラトリアム小説なのですが
それに犯罪的なエロ要素がもりっと足してあって
ポテトチップスのコンソメパンチきなこ黒蜜がけ
みたいな大変なことになっています。
自分で書いておいてなんですが、チャレンジャーにしかすすめない。
このような本を文庫化して下さった幻冬舍さんには頭が上がりません。
好き勝手やっただけに個人的に偏愛はしています……
『リテイク・シックスティーン』(単行本09年)
先日「青春アドベンチャー」にしてもらった長編小説です!
男女4人組がまばゆい青春を満喫☆
でもそのうちひとりは「青春をやり直すために未来からやってきた」と
のたまう怪しい人物である。というちょっとこわい小説です。
青春なんて俺には関係ねえ、みたく思う方にむしろ読んで欲しい
(読んでいただける仕掛けが多分ある)青春小説かな。
エロなしなので清純派の方も安心して読める!
というわけで、一般的な「オススメ度」では
『檸檬のころ』『リテイク・シックスティーン』がツートップで、
ふつうのしっとりした話がお好みなら「檸檬〜」、
ちょっとかわった筋が読みたければ「リテイク〜」でしょうか。
私の偏愛度では逆に『ぽろぽろドール』と『陽の子雨の子』が
ツートップっていうことになります。
でも、「陽の子〜」はKindleでひさびさの再読して
我ながらちょっと……アレだったけどね。うん。感想長くなるから割愛。
『底辺女子高生』は、エッセイなので別枠!

他にも実は、電子書籍が存在しているのは
新潮社さんの『青空チェリー』『日傘のお兄さん』です。
すごーい昔(「電子書籍」がガラケーで読むものだった時代)に
契約したんだけど、Kindleにもなってました。
よかったです。
ちなみに今回の「一挙電子化」は、ただ単に
いままで保留にしてた電子化契約にハンコをついた
という内幕があるだけなのでした。
私が単行本出してたのは09年まででして、
電子書籍ってその頃はすごい微妙な存在……。
印税15%が妥当なのかどうなのかよくわからなかったので
申し訳ありませんけどって。ハンコはつきませんでした。
でも、もう15%が固定化してきたから、
そして本格的にリアル書店から自分の本が消えつつあるのに気付いたのでw
この先も読んでもらいたかったらもー電子化するしかないべ! みたいな感じで
幻冬舍さん分は リリースしていただけました。
今更! もうメディア化も新作もない私の本を今更!
「今更だけどいいですか〜(ぬぼー)」という申し出に
二つ返事でOK下さり、サクサクっとすすめて下さった
幻冬舍のみなさまに感謝します!
他も……文庫になったやつは
電子化してもいいんだけど……
なんかあつかましくって、幻冬舍さん以外には言い出せずにいます。。。
でも、まあ、あきらめどころも肝心ですよね……。