アンソロジー新刊発売☆(5/24)

こんにちは豊島ミホです。
いきなりですが、なんとなんと……
本日発売の角川文庫『セブンティーン・ガールズ』
短編を1本収録していただきました!

「忘れないでね」という短編です。
『リリイの籠』は文庫化しなかった本なので、
もうほとんど蔵出しみたいなもんです!><
雑誌掲載で言うと8年前(!!)の作品ということもあって
本気で改稿しました。
文意を変えるタイプの直しはしませんでしたが、
「しつこい編集者役」になったつもりで細かいところを
チクチク直しました!
時間ないのに真っ赤なゲラを送りつけて……
角川文庫編集部および、校正担当などのみなさまには
きっとご迷惑をおかけしてしまったと思います。
短い時間で修正に応じて下さり、本当にありがとうございました。
しかしこのアンソロの豪華な面子……(泣)
五十音順に、大島真寿美さん、中田永一さん、宮下奈都さん、森絵都さん。
「あれ? この豊島って人だけ知らないや。新人なのかな?」
って思う読者さん絶対いらっしゃるわ。。。
印税はもちろん知名度によって配分されたりしないのでwww
俺得すぎて申し訳ないです……。
しかもあれだよ。全作ティーンが主人公なので
とても国語教材に利用しやすい…… |ω・`)
お世話になっている教材各社様にチラッチラッと
横目で合図送りまくりたい1冊です。
あっ、タイトル通り、
セブンティーン(に近い)女の子たちを主人公にした
アンソロジーなんです!
私のは、高3の1年間を舞台にした友人関係のお話です。
銀行員の父親を持ち、小さな頃から転居を強いられてきた美奈。
「転校少女」として育った彼女には、新しい友人を作る時の癖がある。
それは、教室でのけものにされている子と仲良くなること。
そういう子ほど、自分をありがたがってくれるから。
そして次の「転校」が待っているために、
その子がどんな問題児でも、必ずスムーズに縁を切れるから。
自分が一番得する方法で友達を選んできた美奈。
でも父親が重役に落ち着いた「最後の土地」でも、
彼女はその癖を発動させてしまって……。
というようなお話です。


『リリイの籠』は光文社さんの「小説宝石」に載せていただいた
連作短編でした。
女子高舞台、全作女の子同士の関係がテーマ! という
私の趣味の一部が全開の連作だったんですが
(「百合姫」とか読んでたわこの頃)。
この連作をやるきっかけになった短編が、
他にひとつあるんです。
それが、この「忘れないでね」の美奈を主人公にした別短編、
「美奈ちゃんの羊」です。
なんでそれを『リリイの籠』には入れなかったかというと……
男女の話だったから! なんです〜
というか。初めて「小説宝石」さんからいただいたご依頼が
特集「情愛小説のいま」への寄稿……。(当時の告知記事
だから「美奈ちゃんの羊」はそーゆー話です。
高校卒業「後」が舞台です。
その短編に、美奈ちゃんの性格の背景として
昔は転校少女でこんなことがあって……みたいなんが
軽く書いてあったので、そこから膨らませたのが
「忘れないでね」なのですよー。
あーなりゆきが。長かった。すんません。
なりゆき上当然、「『リリイの籠』に併録しましょうよ」と
担当さんからは提案していただいたのですが、
「それだけは絶対ダメですっ!」とかたくなに拒否しました。
女の子同士の関係でどっぷり7本読んで、
最後に男女の性愛話を読まされるとか……
いくらおまけ要素でもアカンやろ! とおもって。
まあ妥当な判断だったと思います……。
結果として「美奈ちゃんの羊」はお蔵入りになったけど。
何年かして読み返してみたら
「まあ。別にいいか」くらいの感じでした。
美奈ちゃんで敢えて2本読まなくてもいいか。みたいな。
もし『セブンティーン・ガールズ』で「忘れないでね」を
読んでくれた方がいたら、
美奈は高校卒業後どんな恋をしたかなーって
想像してくれたら嬉しいです。
以上こぼれ話でした!